草野賀文
私が北海道支部に携わり始めたのは、京都の堀場製作所を辞め江別に戻った翌年1989年（平成2年）の夏でした。恩師倉敷千稔先生が北大で開催された学会に来道、時の幹事長でスキー部ＯＢの西脇さんを紹介されたのがきっかけです。同じ年に山川さんにお会いし現在まで校友会活動に拘わって来ました。この間三好・高田・山川、３支部長の当会を束ねる敏腕を間近で見ることとなりました 。統率性の無い組織を束ねることは並大抵のことではありません。何より人間的な魅力に溢れていなくてはなりません。当会に顔を出すようになりすっかり３人の魅力に憑りつかれてしまいました 。彼等は友人としてそして人生の先輩として尊敬して止まない存在です。会えたことに深く感謝をおります。社長業を長くすると仕事を離れた時のことを考えるようになります。沢山の友人に囲まれいつも賑々しく過ごしておりますが、ある時期が来てもこの関係が続くのか不安になってきます。事ある毎に「仕事から離れたら残る友人は同窓が殆どだろう」と人には話しをしております。私は当会で先輩・後輩を意識したことが殆どありません。勿論斯様な組織は先輩・後輩の「よくあるような関係」を楽しみに参加される方が多く居ることも知っております。又それに馴染めない人が居ることも知っております。当会の文化はその時々に存在し、各々が判断されるが良いと思っております。従前同様見え易く、風通しの良い伝統を引き継ごうと考えております。尊敬して止まない友人や刎頸の友に巡り会うことが出来、豊かな人生が送れる様皆さんのお手伝いをしたいと考えておりますが、私一人で出来ることは何一つ有りません。皆さんのご支援ご協力をお願いします

２０２１～２０２２年度